DR-Z400SMバッテリー上がり~その6

オルタネーターの確認のため,エンジン左側面のマグネトーカバーを開けます.まずはエンジンオイルを抜きます.DR-Z400SMはドライサンプ方式でドレンボルトは2か所です.一つはエンジン底面に,もう一つはフレームの前面にあります.

オイル容量は1.7Lとのことなので,廃油処理箱は2.5Lのものを準備しました.エーモンのポイパック,Amazon.co.jp限定品です.

エンジンオイルを抜き,スタータアイドルギア・カバーの取り外しです.

プラスねじで3か所締められているのですが,相当固く締められていて,1本ねじを舐めてしまいそうになりました.

マグネトーカバーを取り外す前に,オルタネーターのコネクタを外しておく必要があります.接続先は2か所で,1か所はレギュレーター,もう1か所はシート下のCDIユニットです.配線を引きずり出し,マグネトーカバーを外す際に引っかからないようにしておきます.

マグネトーカバーを外します.ボルトは8か所で,長いものと短いものがあるので,取り付ける際に間違わないように覚えておかなければいけません.

オルタネーターの外観は,茶色くなっているところや黒ずんでいるところがありましたが,見た目では大きな損傷は見られません.取り外して単体確認してみます.

DR-Z400SMバッテリー上がり~その5

レギュレータ・レクチファイヤの出力コネクタが外れたので,電圧を見てみます.なんとアイドリング状態で約2Vくらいしかありません.この状態で,オルタネーターの各相間電圧を確認してみます.端子側にテスターを当てると端子が開いてしまい,接触不良が起こる可能性があります.ということでケーブル側からテスターを当てます.電圧は,3.3V-2.5V-3.6Vというように全然出ていません.

レギュレータ・レクチファイヤを外して電圧を確認すると,約26V-27V-8.6Vと,1相だけ電圧が低いです.エンジンを止めて,各相が断線していないか改めて確認です.抵抗値は,0.3Ω-0.4Ω-0.3Ωと,断線はしていないようです.

フレームと各端子の導通を確認してみるとほぼゼロΩで,内部でグランドと短絡しているようです.オルタネーターとフレームグランドとの間は絶縁されていなければなりません.

オルタネーターとフレームグランドが短絡,レギュレータ・レクチファイヤ出力のグランド側に過電流が流れて端子が溶着,という故障の流れでしょうか.

カバーを開けて,オルタネーターの確認が必要なようです.

DR-Z400SMバッテリー上がり~その4

レギュレーターの故障かどうかを確認するため,レギュレータ・レクチファイヤのコネクタを外そうとしたのですが,どうやっても外れません.長時間やっていると指が痛くなってきます.コネクタのツメは一か所で,ほかに引っかかっている場所はないはずです.

「シリコーンスプレーを吹き付けてグリグリすると良いよ.」とのアドバイスをもらったので,KUREシリコンスプレーを吹き付けてグリグリグリグリし続けたのですが,一向に外れる気配はありません.コネクタのオスメスをそれぞれラジオペンチではさみ,こじってみてもダメ.

時間が経ってイライラしてしまい,ついついケーブルをつかんでグイっと引っ張ったら,コンタクトが外れブチブチッと断線してしまいました・・・.

抜けてしまったマイナス側の端子を確認してみると,酸化してしまって黒ずんでいるようです.

コネクタのスキマにマイナスドライバーをこじ入れ,グイっとあおってみたら,パキッという音とともに外れました.

マイナス側端子周辺の樹脂が溶着してしまっていたようで,これでは外れにくいはずです.

端子の接触不良で抵抗値が上がり発熱してしまったのか,回路全体に過電流が流れ,相対的に抵抗値が高いコネクタ部分で発熱してしまったのか,現時点では判断が難しいところです.

結果的にレギュレータ・レクチファイヤの出力端子をテスターで当たれるようになったので,次は出力電圧を確認してみます.